コンビニ人間　村田沙耶香　感想　レビュー

コンビニ人間 / 村田沙耶香
を読んだ記録

全世界で発行部数が100万部を突破しているとのことだが自分には合わなかった。
構成、文章共に目を見張る部分はないように感じた。
読みやすくはあり、読了まで3時間ほど。
内容に対しての感想は、少し前に読んだ「流浪の月 / 凪良ゆう」とあまり変わらない。

こんな人達もいるんだよ！
世の中は狂っているよね！
普通ってなんだろうね！

を押し付けられて、何とも言えない気分になる。

架空の世界を通じて、社会との関わり方や普通という概念への問題提起なのかもしれないが、今の世界でこういう作品に対して社会風刺とか共感を覚えるとか言うのはあまりにも滑稽じゃないか。
そう思うように人が作り上げてきた世界なんだから。