書名 | しょうがない人 |
著者 | 原田宗典 |
発行日 | 1993年3月19日 |
発行元 | 集英社 |
その他 |
しょうがない人
を読んだ記録。
全四篇の短編集。
うん十年ぶりに読み直したら、時代を感じる描写に気づいて初めて読んだ当時が少し懐かしくなった。
この著者が書く「しょうがない、情けない、どうしようもない」がとても良い。
「負」のはずの感情が妙に心地よいのは文章が重々しくないからだろうか。
小説にも「日常系」というジャンルがあるそうだが、個人的には本書も当てはまると思う。
23ページと短いが「すれちがうだけ」の「バス」が好き。
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